【ホンダF1】初日からトラブルのマクラーレン・ホンダ…アロンソ「貴重な走行時間を失い少し残念」

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マクラーレン・ホンダMCL32
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2017年の開幕に向けて、スペインのカタロニアサーキットで始まったF1プレシーズン合同テスト。マクラーレン・ホンダは初日からオイルタンクのトラブルに見舞われ、思うように走り込むことができなかった。

F1に復帰して3シーズン目を迎えるホンダ。昨年はマクラーレンとともにランキング6位を獲得し、名門復活に向けさらにレベルアップするべく、「MCL32」を導入。カラーリングも一新し、テストに臨んだ。

初日はフェルナンド・アロンソが担当、システムチェックのために1周したが、その際にオイルタンクにトラブルが発生。効率的な問題解決のためパワーユニットごと交換することとなり、午前中のセッションはもちろん、午後も作業が続き、現地時間の16時ごろにコースへ復帰。その後は順調に周回を重ねたが、他チームよりも少ない29周に終わってしまい、ベストタイムはトップから3秒遅れの1分24秒852。不完全燃焼なテスト1日目となってしまった。

アロンソはチームのリリースで「完ぺきなウインターテストのスタートにならなかったのは少し残念。貴重な走行時間を大幅に失ってしまったが、起こってしまったことは仕方ない。ここから学んで同じことを繰り返さないようにすることと、残りのテストを有意義なものにする」とコメントを発表。トラブルが出たことは仕方ないとしつつも、思うように走り込めなかったことに悔しさを感じているようだ。

またトラブルの詳細についてホンダF1プロジェクト総責任者の長谷川祐介氏は「現時点の分析では新たにデザインしたオイルタンクの形状に問題があると考えて居ますが、原因特定のため、さらに分析を進めます。状況の改善のため、夜を徹して作業を行い、2日目のセッションにつなげたいと思います」とのこと。

シーズン前のテスト、特に新しいマシンの初走行となるとトラブルは付きものだが、今年は例年より4日少ない、8日間しか走行チャンスがなく、アロンソの言うとおり貴重な走行時間を失ってしまったのは、苦しいところだ。

なお、現地時間の28日朝から行われるテスト2日目はストフェル・バンドーンが担当予定。初日の遅れを取り戻すような走りが見られるのか、目が離せない。

《吉田 知弘》

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