ルノー日産アライアンスの傘下で、ロシア自動車最大手のアフトワズは2月10日、2016年通期(1~12月)の決算を公表した。
同社の発表によると、2016年通期の売上高は、1849億ルーブル(約3605億円)。前年比は4.8%増と回復した。これは、ロシア新車市場において、ラーダの新型車の販売が伸びた効果。
一方、2016年通期の最終損益は、156億ルーブル(約304億円)の赤字。赤字幅は前年に対して、36.8%縮小している。
アフトワズの2016年のロシア新車販売台数は、26万6296台。市場全体が前年比12%減と落ち込む中、前年比1%減にとどめた。市場シェアは20.1%と、前年に対して、2.2ポイント上昇した。
アフトワズ取締役会のセルゲイ・チェメゾフ会長は、「ロシア市場は前向きに変わりつつある」とコメントしている。