日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティは12月7日、11月の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は、11月としては過去最高のおよそ2万台。前年同月比は5%増と、引き続き前年実績を上回った。
市場別では、最大市場の米国が、1万2112台と牽引。前年同月比は4%増と、3か月連続の前年実績超え。
中国は11月、11月の新記録の約4000台を販売。前年同月比は6%増と、5か月連続で増加した。アジア(韓国と台湾など)とオセアニア(オーストラリアなど)では1‐11月、6100台以上を販売。前年同期比は24%増と、2桁の伸び。
西欧では1‐11月、約1万5200台を販売し、前年同期比は143%の大幅増。これは新型プレミアムコンパクト、『Q30』を1月に発売した効果。
インフィニティの2015年世界販売は、過去最高の21万5250台。前年比は16%増。2014年の年間販売台数を上回り、新たな販売記録を打ち立てた。2016年1-11月は、前年同期比6%増の20万4000台と過去最高。
インフィニティのローランド・クルーガー社長は、「2016年、インフィニティは販売新記録に向けて、順調な足取り」と述べている。