西武鉄道は事故時の対応を想定した「2016年度 総合復旧訓練」を、今月10日に玉川上水車両基地(東京都東大和市)で実施したが、メインとなっていた「踏切事故」と並び、もうひとつのテーマとなっていたのが「崩落した軌道の修復」だ。
「関東地方を襲った大地震により、線路下の軌道部分が約200mに渡って崩壊した」という想定で、復旧に向けた工事のプロセスが披露された。現場の被害状況を確認するためにドローンを投入するなど、最新のアイテムも積極的に使っている。
一部では機械も使用するが、軌道修復は「ほぼ人力で行う」こともあり、時間を要する作業だというのも強調されている。