西武鉄道、総合復旧訓練で軌道修復工事プロセスを披露[写真蔵]

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「線路下の軌道面において、地盤が広範囲に渡って流出した」という想定で訓練開始。
  • 「線路下の軌道面において、地盤が広範囲に渡って流出した」という想定で訓練開始。
  • 保線巡回者がエンジン付きカート(通称:レールスター)で現場の確認へ向かう。
  • 被害の出た現場が広範囲であり、徒歩での確認が困難なためにドローンも投入。
  • ドローンを現場上空に飛ばし、被害範囲の特定を行う。
  • 修復作業を担当する保線員が作業手順の打ち合わせを行う。安全確保のためには必要不可欠なもの。
  • 軌道に敷き詰められたバラスト(砕石)を保線用車両で現場に運ぶ。
  • 流出箇所にバラストを設置するための作業が始まった。
  • 結構な量を山積みにしていく。

西武鉄道は事故時の対応を想定した「2016年度 総合復旧訓練」を、今月10日に玉川上水車両基地(東京都東大和市)で実施したが、メインとなっていた「踏切事故」と並び、もうひとつのテーマとなっていたのが「崩落した軌道の修復」だ。

「関東地方を襲った大地震により、線路下の軌道部分が約200mに渡って崩壊した」という想定で、復旧に向けた工事のプロセスが披露された。現場の被害状況を確認するためにドローンを投入するなど、最新のアイテムも積極的に使っている。

一部では機械も使用するが、軌道修復は「ほぼ人力で行う」こともあり、時間を要する作業だというのも強調されている。

《石田真一》

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