【JNCC 最終戦】T・ボリンジャーがCRF450RXデビューウィンを飾る

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JNCC最終戦の舞台は第4戦にも使われた長野県、爺ヶ岳スキー場。

まずは5日土曜日にAAGP恒例となっているリレー形式のチーム戦、ワイルドクロスがおこなわれた。多くの観客が見守る中、来日したGNCCライダー、T・ボリンジャーも出場し、大いに会場を盛り上げた。

第4戦では「逆回り」のレイアウトで使用されたコースを、6日の最終戦では例年通り「正回り」で使っておこなわれた。2年連続で雨天となっていたAAGPだが、今年は見事な冬晴れに恵まれた。爺ヶ岳スキー場は紅葉も素晴らしく、関東や中部からのアクセスが良いこともあって、多くの観客が来場した。

すでに前戦で小池田猛が最上位クラスAA1のシリーズチャンピオンを獲得しているが、HONDAが発表したばかりのクロスカントリーマシンCRF450RXを駆るT・ボリンジャー相手に小池田猛、斉木達也、渡辺学、鈴木健二といった日本のトップライダーがどう闘うかに注目が集まった。

ところがスタート直前になって斉木の250SX-Fにマシントラブルが発生。スタッフ総出で修理を試みるが間に合わず、斉木がKTMジャパンが用意していた試乗車の250EXC-Fで走り出した時には、すでにレースがスタートして8分ほど経過していた。

レースは小池田と渡辺がボリンジャーに食らいつく展開だったが、渡辺は一周目、小池田も三周目に転倒を喫してしまい、それからはレース終了までボリンジャーの独走状態。HONDAは見事、CRF450RXのデビューレースで勝利を収めた。

ボリンジャーと同じ13周を周回したのは小池田、渡辺まで。続いて総合4位にはAA2の鈴木健二。5位には、なんとスタートに約8分遅れ、最下位から驚異の追い上げを見せた斉木達也が入った。

FUN-GPでは14歳の保坂修一とセロー250を駆るベテラン鈴木健二のバトルが会場を沸かせたが、総合優勝はFUN-Bクラスでエントリーしていた櫻井隆仁が獲得。180台以上のエントリーを記録した激戦のFUN-Cを制したのは高校一年生の瀧村泰自。JNCCの若い世代が着々と育ちつつある。

《稲垣 正倫》

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