筑豊電鉄、開業当時の塗装を復刻 10月28日から

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筑豊電鉄の開業当時の塗装を復刻した3000形のイメージ。10月28日から運行される。
  • 筑豊電鉄の開業当時の塗装を復刻した3000形のイメージ。10月28日から運行される。
  • 開業60周年の記念ヘッドマークも取り付けられる。
  • 筑豊電鉄の開業当時の写真(西鉄所蔵)。このときは西鉄から車両を借り入れており、西鉄の旧塗装がそのまま筑豊電鉄の開業時の塗装となった。

筑豊電気鉄道は10月21日、同社が運行している電車の車体塗装を開業当時のものに変更すると発表した。開業60周年記念企画の一環。10月28日から運行が始まる。

筑豊電鉄は、黒崎駅前(北九州市八幡西区)~筑豊直方(福岡県直方市)間16.0kmの鉄道路線を運営。1956年3月21日に最初の区間である貞元(現在の熊西)~筑豊中間間が開業した。直方から福岡市まで延伸する計画もあったが、資金不足から断念されている。

発表によると、3000形電車3005号の車体をマルーンとベージュの2色に塗り替える。この2色は西日本鉄道(西鉄)の旧塗装で使われていたが、筑豊電鉄は西鉄から旧塗装の車両を借り入れて開業したという経緯がある。開業60周年の記念ヘッドマークを取り付けるほか、車内では開業当時の写真を展示する。

運行期間は10月28日から約4年間の予定。11月19・20日に開催されるイベント「ちくてつ電車まつり」でも展示される。

《草町義和》

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