ダブル連結トラックの運行実験、参加する事業者を募集中

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ダブル連結トラックの新東名での社会実験
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国土交通省は、将来の自動運転・隊列走行を見据えて、1台で通常の大型トラック2台分の輸送が可能な「ダブル連結トラック」の実験参加者を公募すると発表した。

国内では、輸送の約9割をトラック輸送が支えているが、深刻なドライバー不足が進行している。国交省では、トラック輸送の省人化を促進し、生産性向上を図るため、1台で通常の大型トラック2台分の輸送が可能な「ダブル連結トラック」のフィールド実験を、2016年度から新東名高速を中心に実施する予定。

実験により、将来の自動運転・隊列走行も見据えつつ、省人化の効果、安全性を検証した上で、「ダブル連結トラック」を2018年度以降の本格導入を目指す。

国交省では、「ダブル連結トラック」の実験に参加する一般貨物自動車運送事業者、特定貨物自動車運送事業者を10月19日から随時募集する。実験期間は2016年11月から2017年度末までの予定。実験開始後、事業者からニーズを踏まえて内容も拡充する。実験終了後、本格導入に向けた条件などを検討する。

ダブル連結トラックは、特車許可基準について現行の全長21メートルを最大25メートルに緩和する。実験では、輸送ルートのうち50%以上、新東名を通行する。一般道を通行する場合、物流施設から直近のインターチェンジまでの利用が原則となる。

車両は、安全を確保するため、ドイツの実験での技術要件をベースとして、日本で義務化が予定されている装置の前倒しを含めて衝突被害軽減ブレーキ、車間距離制御装置、車線逸脱警報装置、エアサスペンション、被牽引車のバックライト、ETC2.0などの装着を実験参加の要件とする。

《レスポンス編集部》

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