米国の自動車最大手、GMは10月10日、中国における9月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は、9月としては過去最高の34万3773台。前年同月比は16%増と、6か月連続で前年実績を上回った。
GMの中国合弁(乗用車)には、上海GMとSAIC‐GMウーリン(上海通用五菱汽車)の2社がある。
9月のブランド別では、ビュイックブランドが9月の記録を更新する10万8325台を販売。前年同月比は23%増と、前年超えを維持した。新型『エクセルGT』が月販平均3万台のペース。ブランド最量販SUVの新型『エンビジョン』が、70%増と1万8518台と、引き続き好調。『ヴェラーノ』は、1万5000台超え。
シボレーブランドは、5万1932台。前年同月比は2.6%増と、2か月連続で増加。7月に発売された小型セダン、新型『クルーズ』が、2万3000台以上を売り上げる。
キャデラックブランドは、月販新記録の1万2539台を販売。前年同月比は63%増と、6か月連続で前年実績を上回った。セダン系では、『XTS』と『ATS-L』が30%増。4月に発売した『SRX』後継車の『XT5』は、4000台以上と良好な立ち上がりが続く。
2015年のGMの中国新車販売は、過去最高の361万2635台。前年比は5.2%増だった。2016年1-9月は、前年同期比9%増の271万8315台を売り上げている。