ホンダの中国法人は9月2日、8月の中国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は10万6663台。前年同月比は36.3%増と、6か月連続で前年実績を上回った。
ホンダは中国において、東風汽車との合弁の東風ホンダ、広州汽車との合弁の広汽ホンダの2社を展開。8月実績は、東風ホンダが前年同月比53.6%増の5万1005台と、16か月連続で増加。広汽ホンダは23.5%増の5万5658台と、6か月連続のプラス。
広汽ホンダでは、『フィット』が、前年同月比17.8%増の1万0100台と、6か月連続で増加。『アコード』は1万2817台で、前年同月比は50.9%増と、3か月連続で前年実績を上回る。『クライダー』は8132台で、前年同月比は7.1%減と、8か月連続で減少した。『オデッセイ』は1.4%減の3700台と、3か月ぶりのマイナス。2014年秋に投入された『ヴェゼル』は、36.6%増の1万3200台と、好調が続く。
東風ホンダでは、小型MPVの『ジェイド』が3190台。前年同月比は19.7%減と、13か月連続のマイナス。『CR-V』の8月実績は、前年同月比11.9%増の1万6129台と、5か月連続で前年実績を上回る。ヴェゼルの東風ホンダ版、『XR-V』は、32.1%増の1万3547台と好調を維持。『シビック』は新型投入により、前年同月の3.5倍の8594台と大幅増を保つ。
ホンダの2015年の中国新車販売は、前年比32.5%増の100万6332台。初の100万台超えとともに、過去最高を達成した。2016年の販売目標は、前年比6.3%増の107万台に設定している。