アイシン精機と米国子会社アイシン・オートモーティブ・キャスティング(AAC)は9月2日、米国ミシンガン州東部地区連邦地方裁判所で集団提訴されていた自動車部品の価格カルテルについて、総額2450万米ドル(約25億円)で和解に合意したと発表した。
アイシン精機とAACは、米国で販売したバルブタイミングコントロールデバイスについて、価格カルテルを行ったとして、自動車ディーラーおよび最終購入者より集団提訴されていたが、訴訟の長期化が経営に与える影響の大きさを踏まえ、原告との交渉し、和解合意に至った。
和解金は自動車ディーラー原告に1862万米ドル(約19億円)、最終購入者原告に588万米ドル(約6億円)。アイシン精機では、和解金支払いによる、今年度連結業績予想への重要な影響はないとしている。