警報機と遮断機の無い踏切で列車と衝突、軽乗用車の2人死傷

自動車 社会 社会

22日午前8時50分ごろ、鹿児島県指宿市内にあるJR指宿枕崎線の踏切で、踏切内に進入してきた軽乗用車と通過中の普通列車が衝突する事故が起きた。この事故でクルマを運転していた71歳の女性が死亡。同乗者も重傷を負っている。

鹿児島県警・指宿署によると、現場は指宿市開聞十町付近にある踏切で警報機と遮断機は設置されていない。軽乗用車は踏切内へ進入した直後に通過した上り普通列車(西頴娃発/指宿行き、1両編成)と衝突した。

衝突によってクルマは横転中破。運転していた同市内に在住する71歳の女性は近くの病院へ収容されたが、全身強打が原因でまもなく死亡した。助手席に同乗していた75歳の男性も重傷を負っている。列車の乗客乗員5人にケガはなかった。

現場は見通しの悪い踏切。列車の運転士は「踏切の約30m手前まできたところでクルマが進入してきた。非常ブレーキを使用したが間に合わなかった」などと供述しているようだ。警察では踏切通過時の安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース