ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェは8月15日、難民の就業準備での成果を公表し、11名の男女をポルシェでの雇用候補として継続していることを明らかにした。
ポルシェは2012年以来、11名の難民を見習いとして採用。アフガニスタン、エリトリア、イラク、イラン、パキスタン、およびシリア出身の11名の男女は、ポルシェにおいて様々な進路をたどってきた。
11名は9月からも、継続してポルシェの雇用候補に。2名は、見習い開始の予備段階としての準備に参加。さらに2名の参加者は、見習いの適性テストに合格しており、車のインテリアフィッターまたは乗用車のテクノロジーを中心とした自動車メカトロニクス専門家としての訓練を受けていく。
他の7名の参加者は、最初の1年間は生産と物流に割り当てられる。彼らは空き時間に引き続き、ドイツ語の習熟に取り組む。これにより、年齢に応じて、生産と物流内の関連専門部門での見習いや、作業継続の条件を満たすことができる。
ポルシェの人事担当、アンドレアス・ハフナー取締役は、「我々は、就業準備プログラムによって難民を支援したいという強い意志と、総合的なプログラムによる取り組みに自信を持っている。しかし、参加者がこれほどの意欲を備え、積極的なグループダイナミクスを発揮するとは予想していなかった」と述べている。