インドの乗用車市場で、最も高いシェアを握るスズキの子会社、マルチスズキは7月上旬、中型セダンの『シアズ』のインド累計販売が10万台に到達した、と発表した。
マルチスズキは2014年2月、デリーモーターショー14で、コンセプトカーのシアズをインド初公開。シアズは2013年4月、上海モーターショー13において、『オーセンティックス』の名前でワールドプレミア。デリーモーターショー14では、シアズに車名を改め、インド初公開を果たした。
マルチスズキは2014年10月、インドでシアズを発売。コンセプトカーに対して、バンパーやヘッドライトなど、細部のデザインを変更。インドでは、ミッドサイズのプレミアムセダンとして販売されている。
搭載エンジンは、ガソリンとディーゼル。ガソリンは「K14」型で、VVTを装備。インドでの燃費は20.73km/リットル。ディーゼルは「DDiS200」型で、インドでの燃費は26.21km/リットルと、燃費性能に優れる。
今回、このシアズが、インド累計販売10万台を達成。インドでの発売から1年10か月で、10万台を超えた。マルチスズキのR S Kalsiエグゼクティブディレクターは、「シアズはインドA3+セグメントの最量販車。プレミアムセダン市場で、40%の市場シェアを誇る」とコメントしている。