タカタ通期決算…最終赤字130億円、エアバッグリコール問題に加え為替差損も71億円

自動車 ビジネス 企業動向
タカタのエアバッグリコール対象となっているホンダ アコード(資料画像)
  • タカタのエアバッグリコール対象となっているホンダ アコード(資料画像)

タカタは5月11日、2016年3月期(通期)の連結決算を発表した。

それによると、売上高7180億0300万円(前年同期比+11.7%)、営業利益421億3300万円(+27.8%)、経常利益は352億0600万円(-13.4%)、最終赤字は前期の295億5800万円から130億7500万円に縮小した。

売上高は全地域で増収。営業利益は日本、欧州では減益となったが、米州、アジアでの増益が寄与し27.8%の増益となった。経常利益は為替差損71億6200円の影響があり13.4%減。最終損益は、リコール関連費用、米国での民事制裁金等に加え、エアバッグ市場措置の費用を再見積りした結果として製品保証引当金繰入額の追加を特別損失に計上したことで、130億7500万円の赤字となった。

今期の業績見通しについては、売上高6700億円(-6.7%)、営業利益330億円(-21.7%)、経常利益325億円(-7.7%)、純利益は130億円とした。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集