4月27日午前8時10分ごろ、宮崎県門川町内の東九州自動車道で、対面通行区間を走行していたトラックが対向車線側へ逸脱。順走していた乗用車と正面衝突する事故が起きた。この事故で乗用車側の3人が死傷。トラック側の2人も負傷している。
宮崎県警・高速隊によると、現場は門川町加草付近で片側1車線の直線区間。対面通行区間で、上下線は樹脂製ポールで区分されている。上り線を走行していたトラックは斜行するようにして対向側へ逸脱。下り線を順走していた乗用車と正面衝突した。
この事故で乗用車は中破。後部座席に同乗していた76歳の男性が胸部強打でまもなく死亡。運転していた延岡市内に在住する67歳の男性と、同乗していた別の67歳の男性が重傷を負った。また、トラックを運転していた都城市内に在住する57歳の男性が胸部強打の重傷。助手席に同乗していた17歳の男性が足を骨折するなどの重傷を負い、近くの病院へ収容されている。
事故当時の現場付近では雨が降っており、路面が滑りやすい状態となっていた。警察ではトラック側がハンドル操作を誤ったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。