フランスの自動車大手、PSAグループ(旧PSA プジョーシトロエン)は4月27日、2016年第1四半期(1-3月)の決算を公表した。
同社の発表によると、グループ全体の売上高は、129億9800万ユーロ(約1兆6360億円)。前年同期の131億8500万ユーロに対して、1.4%の減収だった。
このうち、本業の自動車事業の売上高(中国合弁事業を含む)は、87億9600万ユーロ(約1兆1070億円)。前年同期の89億5000万ユーロに対して、1.7%の減少。同社によると、主に為替の影響という。
第1四半期の新車販売は、欧州が前年同期比5.9%増。プジョー、シトロエン、DSの3ブランドともに好調だった。一方、中国は前年同期比0.9%減。アフリカと中東は、アルジェリア市場の影響で、22.2%減と落ち込む。
PSAグループのジャンバティスト・ドシャティオンCFO(最高財務責任者)は、「3ブランドは再生計画のバック・イン・ザ・レースの成功を享受し、欧州で力強い成長を遂げた」と述べている。