パイオニアの中国子会社である先鋒電子(パイオニア中国)は、中国のベンチャー企業、蘇州清研微視電子科技(清研微視)の技術を用いてドライバーの眠気を高精度に検知できる「眠気検知ユニット」を開発したと発表した。
昨今、ドライバーの疲労や居眠りに起因する自動車事故の発生が問題となっている。今回開発した眠気検知ユニットは、清研微視独自の画像認識技術や眠気検知アルゴリズムと、パイオニアの高品質なハードウェア開発技術を組み合わせ、ドライバーの状態を客観的に数値化することでドライバーの眠気を高精度に検出できる。
同ユニットをさまざまな既存ソリューションシステムと連携させることで、ドライバーの状態をリアルタイムに把握して管理・警告を行うなど、事故発生リスクを低減する先進運転支援システムの構築が可能となる。パイオニアでは、自動運転車両で重要とされる、緊急時のみドライバーが対応するレベル3における車室内センシング用途などへの活用も検討していく。