ビィ・フォアード、タンザニアでバイク急便サービスを開始…日系企業初

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ビィ・フォアードは、アフリカ大陸の玄関口として注目の集まるタンザニアのダルエスサラームで、日系企業では初となるバイク急便サービス「ビィ・フォアード エクスプレス」を4月1日より開始する。

ビィ・フォアードは2012年10月、タンザニアのダルエスサラームに現地オフィスを開設。主に通関業務、集金業務、近隣国への車両の配送業務、その他販売サポートなどを行っており、2015年9月には、同社初となる専有倉庫「ビィ・フォアード モール」をオープンさせ、現地の物流強化に乗り出した。

今回サービスを開始したのは、主に自動車購入に関わるBL(船荷証券)などの書類配達サービス。同社ECサイトや現地オフィスで中古車を購入した顧客を対象に、1月25日より専用配送バイク10台でテスト運用を実施していた。

同サービスでは、配送時間を大幅に短縮。従来、外注で書類の発行から顧客の手元に届くまで3~4日かかっていたものが、自社物流を使うことで、最短で翌日の配送が可能となった。同社では、バイク便以外にも普通車やトラックでの配送も開始する予定で、ビィ・フォアード モールとも連携し、自動車パーツや消耗品などの配送も順次開始し、現地の販売力と物流強化を目指す。

また将来的には、同国に支店を置く他の都市にもサービスを広げ、タンザニア国内の各都市を中継させる物流網を拡充させる予定だ。現在、車両の越境配送サービス「シティーデリバリーサービス」は、アフリカ13か国、35ルートで実施しており、今回のビィ・フォアード エクスプレスを隣国のサンビア、マラウイ、D.Rコンゴといった国々へ広げることで、車両以外の商品の配送も可能にし、東アフリカ一帯をカバーする自社物流網を構築し、越境配送サービスの強化を目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

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