アウディのドイツ本社は3月10日、2月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は、およそ12万6500台。前年同月比は3.3%増と、74か月連続で前年実績を上回った。
市場別では、欧州が回復傾向。2月は6万5150台を売り上げ、前年同月比は8.1%増と、9か月連続で前年実績を上回った。このうち、地元ドイツは11.8%増の2万8507台と、14か月連続の前年実績超え。
英国は2月、5355台を売り上げ、前年同月比は7.3%増と、3か月連続で増加。スペインは6.9%増の4619台と、26か月連続で前年実績を上回る。イタリアは12.1%増の4715台と、14か月連続で増加。フランスは5262台を販売し、前年同月比は9.4%増と、9か月連続で増加した。
また、中国(香港を含む)は3万4152台で、前年同月比は1.3%増と、2か月連続で増加した。米国は1万1718台を販売。前年同月比は2.3%増と、62か月連続で前年実績を超えている。
車種別実績では、新型を投入した『Q7』が、『Q5』、『Q3』と合わせて、3万7900台とSUVが好調。前年同月比は12.5%増と伸びた。欧州では『A5』『A6』『A7』Q7『A8』が支持を集めた。
アウディの2015年世界新車販売は、過去最高だった2014年の記録を更新する180万3250台。前年比は3.6%増だった。同社のDietmar Voggenreiter営業担当責任者は、「欧州での勢いは、アウディ車の主導的地位を示すもの」とコメントしている。