F1のオフィシャルタイヤサプライヤーであるピレリは8日、開幕戦オーストラリアGPに各ドライバーが使用する持ち込みタイヤのセット数一覧を公開した。
今年から晴れ用のドライタイヤについては使用本数などが大幅に変更。これまで2種類だったものが3種類になり、1人あたり全13セットのうち3セット(各種類1セットずつ)の持ち込みは全車統一。残る10セットは該当種類の中から自由に選べる。なお事前申告に間に合わなかった場合はピレリ側の判断で3種類が振り分けられることになっている。
このオーストラリアGPではミディアム、ソフト、スーパーソフトの3種類になるが、大半のドライバーは予選を重視してかスーパーソフトを多めに持ち込んでいる。ウイリアムズ、レッドブル、トロ・ロッソ、マクラーレン、ルノーなどは半分以上の7セットをスーパーソフトにしている。
またメルセデスは各ドライバーで持ち込みの組み合わせを分け、ルイス・ハミルトンはミディアム1、ソフト6、スーパーソフト6なのに対しニコ・ロズベルグはミディアム2、ソフト5、スーパーソフト6となっている。フェラーリの2台はロズベルグと同じ戦略になっている。
なお開幕戦に関しては決勝レースでは必ずミディアムとソフトを1度ずつ使用しなければならないというルールになっている。
2016F1オーストラリアGP選択タイヤ一覧
※ ミディアム=M、ソフト=S、スーパーソフト=SS
ルイス・ハミルトン(メルセデス)M1、S6、SS6
ニコ・ロズベルグ(メルセデス)M2、S5、SS6
セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)M2、S5、SS6
キミ・ライコネン(フェラーリ)M2、S5、SS6
バルテリ・ボッタス(ウイリアムズ)M1、S5、SS7
フェリペ・マッサ(ウイリアムズ)M1、S5、SS7
ダニエル・リチャルド(レッドブル)M2、S4、SS7
ダニール・クビアト(レッドブル)M2、S4、SS7
ケビン・マグヌッセン(ルノー)M1、S5、SS7
ジュリオン・パーマー(ルノー)M1、S5、SS7
ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)M2、S5、SS6
セルジオ・ペレス(フォース・インディア)M2、S5、SS6
マックス・フェルスタッペン(トロ・ロッソ)M2、S4、SS7
カルロス・サインツJr(トロ・ロッソ)M2、S4、SS7
フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)M1、S5、SS7
ジェンソン・バトン(マクラーレン)M1、S5、SS7
マーカス・エリクソン(ザウバー)M1、S6、SS6
フェリペ・ナスル(ザウバー)M2、S5、SS6
パスカル・ウェーレイン(マノー)M4、S4、SS5
リオ・ハリアント(マノー)M4、S4、SS5
ロマン・グロージャン(ハース)M1、S5、SS7
エステバン・グティエレス(ハース)M2、S4、SS7