欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは12月11日、11月の世界新車販売の結果を公表した。アウディやセアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総販売台数は、83万3700台。前年同月比は2.2%減と、8か月連続で前年実績を下回った。
1-11月実績を市場別で見ると、単一国としては最大市場の中国(香港を含む)が、前年同期比3.6%減の321万9400台と減速傾向。中国を含めたアジア太平洋地域では、3%減の357万4000台にとどまる。
また北米は、前年同期比4.6%増の84万6700台。このうち米国は、1.6%増の55万1200台。しかし、11月単月では、前年同月比15.3%減の4万5300台と、ディーゼル問題の影響で落ち込む。
また欧州は、前年同期比2.8%増の373万4200台と、信用不安を抜け出して、回復基調に。このうち、西欧は、5.1%増の317万2800台を売り上げた。地元のドイツは、4.2%増の119万3900台。
フォルクスワーゲングループグループの2014年の世界新車販売は、初の1000万台超えとなる1014万台。前年比は4.2%増だった。2015年1-11月実績は、909万5900台。前年同期に対して、1.7%減となっている。