欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは10月16日、9月の世界新車販売の結果を公表した。アウディやセアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総販売台数は、88万5300台。前年同月比は1.5%減と、6か月連続で前年実績を下回った。
1-9月実績を市場別で見ると、単一国としては最大市場の中国(香港を含む)が、前年同期比5.2%減の257万8200台と減速傾向。中国を含めたアジア太平洋地域では、4.2%減の287万8200台にとどまる。
また北米は、前年同期比5.8%増の69万3100台。このうち米国は、3.2%増の45万3500台と回復する。同社は北米向けの新型SUVの開発を進めており、さらなる販売増を目指す。
また欧州は、前年同期比3.5%増の307万3900台と、信用不安を抜け出して、回復基調に。このうち、西欧は、6.1%増の262万2300台を売り上げた。このうち、地元のドイツは、4.6%増の97万1200台。
フォルクスワーゲングループグループの2014年の世界新車販売は、初の1000万台超えとなる1014万台。前年比は4.2%増だった。2015年1-9月実績は、743万0800台。前年同期に対して、1.5%減となっている。