【リコール】トヨタ コースター など、燃料漏れのおそれ

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  • 改善箇所(燃料遮断弁)
  • 改善箇所(燃料フィルタ)

トヨタ自動車は10月21日、『コースター』などの燃料遮断弁と燃料フィルタに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、『コースター』『コースター ビッグバン』『クイックデリバリー200』、日野『リエッセII』『リエッセII ビッグバン』の5車種で、2011年6月28日から2014年5月26日に製造された計7296台。

燃料遮断弁については、DPR(排出ガス浄化装置)において、電気式燃料遮断弁のシール構造が不適切なため、防水用キャップと遮断弁本体の合わせ面から水が浸入することがある。そのため、遮断弁内部のコイル線が短絡または断線して、警告灯が点灯するとともに、コイル線の発熱により樹脂部品が損傷して、最悪の場合、燃料が漏れるおそれがある。

改善措置として、全車両、燃料遮断弁を対策品に交換する。

燃料フィルタについては、ディーゼル車のエンジンに取り付けられている燃料フィルタの強度が不足しているため、頻繁にエンジンの始動、停止を行うと燃料圧力の変動により、燃料フィルタのケースに亀裂が入るものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、亀裂が進行しフィルタケースが破損して、最悪の場合、燃料が漏れるおそれがある。

いずれも不具合、事故ともは起きていない。他社からの情報により発見した。

《纐纈敏也@DAYS》

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