NASA土星探査機、衛星エンケラドス北極の高解像度画像を撮影

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米航空宇宙局(NASA)は10月16日、土星探査機「カッシーニ」が土星の衛星のエンケラドスにフライバイ(接近・通過)を行い、画像とその他データの受信が始まったと発表した。

14日のフライバイでカッシーニはエンケラドスの高度1839kmを通過した。エンケラドスの北極に接近して画像を撮影するのは初めて。北極の高解像度画像からはクレーターに縦横の切れ込みがあるように、クモの巣状のひび割れが確認できる。

氷で覆われているエンケラドスは太陽系における生命生存可能性のある環境の一つで、衛星の環境と地球の海底の類似性を指摘する意見もある。エンケラドス・フライバイは10月28日と12月19日にも予定されている。

《日下部みずき》

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