今年も16万5000人を動員したF1日本GP。その決勝翌日となった28日、鈴鹿サーキットで来年春に新登場する新アトラクション「サーキットチャレンジャー」のお披露目が行われた。
これは、現在鈴鹿サーキットの国際レーシングコースを実際に走ることが出来るサーキットカートの後継版で、アトラクションのアドバイザーとしてインディカー・シリーズで活躍中の佐藤琢磨もプロジェクトに参加。今年の春から試作マシンのテストを重ね、今回お披露目となった。
車両は現在のサーキットカートとは異なり電動のEVカートとなっている。さらに小さな子供をはじめたくさんの方に体験してもらえるようアクセル、ブレーキは足で踏むペダルではなくハンドル裏についたパドルレバーで操作。さらに本物のレーシングカー同様にトランスミッションのシステムも採用。またハンドルの重さや出力特性なども細かく調整。誰でもレーシングドライバーの気分で鈴鹿を走ることができるという。
F1日本GP翌日のファンミーティングで、集まった報道陣に加え多くのファンの前で車両がアンベール。そこに立ち会った琢磨は「F1も走っているコースを、ゴーカートに乗って体験できるのは、世界でも多分ここだけだと思います。そこで今までのように走って体験するだけではなく、チャレンジできるような要素もたくさん盛り込んであります。“レーシングドライバーってこんなことをやっているんだよ”ということを子どもたちも体験していただけると思います。自分でクルマを操る楽しみを味わってほしい」と語った。
なおサーキットチャレンジャーの運用は来年春ごろから開始予定。現在のサーキットカートは来年1月ごろまで運営されるとのことだ。