米シカゴ市航空局は8月28日、スペシャルオリンピックス・イリノイなどと協力し、1チーム20人が飛行機の綱引きで競う大会「プレイン・プル(Plane Pull)」を9月19日にオヘア国際空港で開催すると発表した。
使用する飛行機は、ユナイテッド・パーセル・サービスのエアバスA300、もしくはユナイテッド航空のボーイング737。重量は90トン以上。大会はオープンクラス、警察官・消防士・軍人ら向けのクラス、ホテル業界関係者向けのクラスに分かれ、12フィート(約3.7メートル)を引っ張るまでのタイムを競う。最後は各クラスのトップが対決し、グランドチャンピオンを決定する。
大会はスペシャルオリンピックス・イリノイのアスリートを支援するために行われる。1チームは最低でも1000ドル(約12万円)を寄附することになる。1000ドルにはチーム全員分のオリジナルTシャツ代などが含まれる。より多くの寄附をしたチームは6000ドル、4000ドル、2500ドルの賞金を手にする資格を得る。
昨年の「プレイン・プル」は83チームが参加し、15万ドル(約1800万円)以上の寄附を集めるなど、記録的な成功を収めた。今年もシカゴ都市圏の住民と法務執行官(警察官など)からの参加を募っている。