11日午前2時40分ごろ、滋賀県栗東市内の県道で、交差点を進行していた乗用車と2人乗りの原付バイクが出会い頭に衝突する事故が起きた。この事故でバイク側の2人が重傷。運転していたのは14歳の女子中学生だった。
滋賀県警・草津署によると、現場は栗東市出庭付近で片側1車線の直線区間。交差点には信号機が設置されている。乗用車と2人乗り原付バイクは減速しないまま交差点に進入。直後に出会い頭で衝突した。
衝突によってバイクは転倒。運転していた同市内に在住する14歳の女子中学生が頭部強打で意識不明の重体。後部に同乗していた13歳の男子中学生も顔面強打の重傷を負った。乗用車を運転していた26歳の男性にケガはなく、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で事情を聞いている。
バイク側には車両用の信号感応センサーが設置されており、真下を通ると信号機が動作するが、乗用車を運転していた男性は聴取に対して「信号は自分の側が青だった」などと供述しているようだ。警察ではバイク側が赤信号を無視して交差点に進入したものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。