アクサ損害保険が発表した2015年4~6月期(第1四半期)の連結決算は、純利益が前年同期比49.5%減の4億2000万円となった。
主力の自動車保険を中心に新契約件数の増加等により、契約者から直接受け取った保険料である「元受正味保険料」は同7.3%増の127億5400万円となった。正味収入保険料も自動車の特約比例再保険の出再率の引き下げにより出再保険料が減少した結果、同19.4%増の108億6000万円となった。
経常利益は、保険引受利益が自動車の特約比例再保険の出再率の引下げによる出再手数料等の減少及び保険契約準備金の増加等により減少したことが主因となり、同41.7%減の6億1800万円。四半期純利益は同49.5%減の4億2000万円となった。
保有契約件数の増加に伴い正味支払保険金は増加したものの、正味収入保険料の増加により 正味損害率は同6.6ポイントマイナスの54.0%。正味事業費率は、主に人件費、外部委託費の増加および出再手数料の減少により3.0ポイント上昇し22.9%となった。