スバル(富士重工)の米国法人、スバルオブアメリカは7月1日、6月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は、6月としては過去最高の4万4335台。前年同月比は7.2%増で、43か月連続で前年実績を上回った。
牽引役を果たしたのは、2013年春にモデルチェンジした『フォレスター』。6月の記録を更新する1万4058台を販売。前年同月比は5.6%増と、引き続き好調だった。フォレスターの月販台数が1万台を超えたのは、23か月連続。
一方、主力車種の『アウトバック』(日本名:『レガシィ アウトバック』)は後退。6月は1万0912台にとどまり、前年同月比は5.3%減と、12か月ぶりに減少した。セダン版の『レガシィ』(日本名:『レガシィB4』)は、44.6%増の4526台と、12か月連続のプラス。
2012年9月に発売された『XVクロストレック』(日本名:『インプレッサXV』)は好調。6月は7057台を販売。前年同月比は29.9%増と、7か月連続で前年実績を上回った。
また、『WRX』シリーズも回復。6月はWRXが、『WRX STI』を含めて、2166台を販売。前年同月比は、4.9%増と、2か月ぶりの前年超え。また、『インプレッサ』(「WRX」を除く)は6月、5066台を販売。前年同月比は4%減と、4か月連続で前年実績を割り込む。
スバルの2014年米国新車販売は、前年比21%増の51万3693台と、年間販売の新記録。2015年上半期(1‐6月)は、前年同期比14.5%増の27万2418台だった。スバルオブアメリカのトーマスJ・ドール社長兼COOは、「安全装備を充実させた2016年モデルが、スバルブランドにさらなる顧客を呼び込むだろう」と述べている。