JAXA、宇宙放射線被ばく線量計測「Free-Space PADLES」実験を終了

宇宙 科学
ISS「きぼう」船内に回収したFree-Space PADLES を確認する、スコット・ケリー宇宙飛行士
  • ISS「きぼう」船内に回収したFree-Space PADLES を確認する、スコット・ケリー宇宙飛行士
  • エアロックに近づくロボットアーム先端の親アーム先端取付型実験プラットフォーム

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、6月1日から実施していた国際宇宙ステーション「きぼう」曝露部親アーム先端取付型実験プラットフォームでの宇宙放射線被ばく線量計測「Free-Space PADLES」実験を終了した。

今年8月にドラゴン補給船運用7号機で地上へ回収・帰還後、JAXA筑波宇宙センター内の実験室で線量解析を実施する予定。

今回の技術実証ミッションでは、低地球軌道の船外宇宙放射線環境と、「きぼう」船内環境との比較による「きぼう」船壁の遮蔽能について詳細に評価し、船外宇宙活動をする宇宙飛行士のリスクを評価するもの。将来、有人宇宙船や居住モジュールの宇宙放射線に対する船壁厚の遮蔽評価、最適化検討にとって重要な基礎データを取得する。

次回の2回目の実験は、2016年3月以降に実施する予定。

《レスポンス編集部》

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