マレーシア統計局の発表によると、2015年5月の同国の消費者物価指数(CPI=2010年を100として算出)は112.3ポイントとなり、前月比で0.4%、前年同月比で2.1%のそれぞれ上昇となった。4月1日に導入された物品・サービス税(GST)が影響した。
前月比では、12の調査対象グループのうち10グループでCPIが上昇した。最もアップ率が高かったのは家賃・光熱費(0.7%)で、これに次いで食品・飲料、家具・家庭用品等、外食・宿泊がそれぞれ0.4%と高かった。保健、雑品・サービスが共に0.3%、交通費と娯楽・文化が共に0.2%、衣料・履物と通信費がそれぞれ0.1%アップした。一方、酒類・たばこと教育がそれぞれ1.5%、0.1%マイナスとなった。
1-5月の累計では全体で111.1ポイントとなり、前年同期比1.2%の上昇となった。交通費を除く11グループで上昇した。