あしなが育英会、アフリカ・ウガンダ遺児への支援をつづけ15年

 アフリカの遺児に高等教育支援アフリカ・ウガンダの遺児支援を始めて15年になる、あしなが育英会は、今年7月大学留学を目指す若者たちのために、ウガンダ国内…

エマージング・マーケット 中東・アフリカ

 アフリカの遺児に高等教育支援アフリカ・ウガンダの遺児支援を始めて15年になる、あしなが育英会は、今年7月大学留学を目指す若者たちのために、ウガンダ国内に学生寮を開設する予定だ。学生寮は半年間にわたる勉強合宿を無料で実施し、進学の支援を充実させる。アフリカの未来を担う人材育成を目指す「あしなが100年構想」の一環で、30カ国の若者30人が参加を予定している。あしなが育英会と海外のつながり日本の遺児支援をしてきたあしなが育英会だが、2000年阪神大震災の際に海外から受けた支援の恩返しをしたいと考え、エイズで親を亡くした子供たちの支援をウガンダで始めた。開始当初は心のケアが中心だったが、07年から経済的理由で初等教育を受けられない遺児に読み書きを教える「寺子屋」活動を始めた。対象は小学1〜4年の子供たちで、これまでに約50人が卒業し、現在60人が在籍している。あしなが育英会が14年夏に、在籍児童などの家庭を対象に、生活実態の聞き取り調査を実施したところ、1日3食を食べられない子供が8割に上り、子供たちの7割が重労働の水くみに従事しているなど、厳しい生活環境が判明した。それでも2割以上の子供たちは「もっと勉強したい」と答え、高い向学心がうかがえた。この結果をふまえあしなが育英会はウガンダだけでなく、アフリカ各国から、勉強に意欲的な貧困に苦しむ18歳前後の若者たちを集め、共同生活を送りながら学ぶ「合宿」を計画した。受験勉強から大学への願書の書き方まで、幅広く支援するよていだ。また大学に進む際には奨学金も用意するが、卒業後母国に戻って国の発展に貢献するのが支援の条件だ。(画像はあしなが育英会HPより)

あしなが育英会 アフリカ遺児に支援

《アフリカビジネスニュース》

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