緊急走行中のパトカーにタクシー突っ込む、5台関係の多重衝突に

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26日午後4時ごろ、神奈川県横浜市西区内の国道1号で、緊急走行中のパトカーが交差点を右折しようとしていたところ、対向車線を直進してきたタクシーと衝突した。パトカーは信号待ち車列に突っ込み、5台が関係する多重衝突に発展している。

神奈川県警・戸部署によると、現場は横浜市西区高島1丁目付近で片側2車線の直線区間。同署・地域課のパトカーは事件発生の一報を受け、サイレンと赤色灯を使用した状態で緊急走行を実施。現場の交差点を右折しようとしていたところ、対向車線を直進してきたタクシーと衝突した。

パトカーはタクシーに押し出されるようにして路外に逸脱。交差側で信号待ちをしていた車列に突っ込み、乗用車2台と次々に衝突。バイク1台も事故に巻き込まれて転倒するなど、車両5台が関係する多重衝突に発展している。

この事故でパトカーを運転していた32歳の男性巡査部長が頭部強打の重傷。他の車両に乗っていた4人も打撲などの軽傷を負い、近くの病院へ収容されている。

現場は道路中央に高架橋脚があり、対向車線側の見通しが悪かった。警察ではパトカーとタクシーの双方に安全確認の怠りがあったとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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