マレーシア消費者協会(FOMCA)のモハマド・ユソフ副会長は、一部の商品が国内取引共同組合消費者行政省が発行している物品・サービス税(GST)ガイドブックに示されている参考価格に比べて高過ぎると指摘した。南洋商報が報じた。
商品によっては20-30%も高くなっているという。
国取省のガイドブックは昨年11月時点の物価に準拠して消費者の参考になるようにと作成され、今年2月に発行された。セランゴール州ペタリンジャヤのショッピングモールで視察を行ったモハマド・ユソフ副会長は、ガイドブックの参考価格と著しく乖離している商品が売られていた場合には通報して欲しいと呼び掛けた。FOMCAは4月1日のGST導入に先駆けて、業者によって便乗値上げがされていないか独自調査を行うと発表していた。
野党・民主行動党(DAP)のテオ・ニーチン下院議員は、ベビー用品の価格がガイドブックに記載されている参考価格に比べて15%も高くなっていると指摘した。
ある紙おむつは参考価格が34.45リンギとなっていたが、スーパーマーケット3カ所で調べると40リンギ超になっていた。また1.8キログラム入り缶入りミルクは、同52.75リンギだったのが61リンギ超になったという。