高齢者をひき逃げ、現場に戻った医師の男を逮捕

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13日午後6時35分ごろ、奈良県葛城市内の国道166号で、徒歩で横断歩道を渡っていたとみられる92歳の男性に対し、交差進行してきた軽乗用車が衝突する事故が起きた。男性は死亡。クルマは逃走したが、警察は後に現場へ戻っていた63歳の医師の男を逮捕している。

奈良県警・高田署によると、現場は葛城市竹内付近で片側1車線の直線区間。交差点に横断歩道はあるが、信号機は設置されていない。92歳の男性は徒歩で横断歩道を渡っていたとみられるが、交差進行してきた軽乗用車にはねられた。

男性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打や脊髄損傷が原因でまもなく死亡。クルマはそのまま逃走したが、事故から約20分後に徒歩で現場へ戻ってきた香芝市内に在住する63歳の男が「何か当たった気がする」などと同署員に申告。約100m先に駐車されていたクルマに衝突痕も確認されたことから、容疑に関与したものと判断。道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で緊急逮捕した。

男は大和高田市内の病院に勤務する医師。事故当時は帰宅する途中だった。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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