踏切内で立ち往生したトラックと通過列車が衝突、18人が重軽傷

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13日午前8時25分ごろ、岡山県倉敷市内にあるJR山陽放線の踏切で、踏切内に立ち往生していた大型トラックと、通過中の普通列車が衝突する事故が起きた。この事故で列車の乗客乗員18人が重軽傷。警察はトラックを運転していた49歳の男を現行犯逮捕している。

岡山県警・倉敷署によると、現場は倉敷市船穂町船穂付近。踏切には警報機と遮断機が設置されている。大型トラックは踏切内で立ち往生。直後に通過した下り普通列車(岡山発/福山行き、6両編成)と衝突した。

衝突によってトラックは大破。列車は脱線を免れたが、先頭から2両目の右側面部がえぐられるようにして中破。車内では座席が大破し、付近に着座していたとみられる21歳の男性が全身強打で意識不明の重体。他の乗客16人と列車の運転士が打撲などの軽傷を負った。警察はトラックを運転していた同市内に在住する49歳の男を往来危険の現行犯で逮捕している。

聴取に対して男は「踏切を通過しようとしたところ、トラックが加速不能になった」、「踏切の非常ボタンを押したが、間に合わなかった」などと供述しているようだ。警察では車両に何らかの不具合が生じていたものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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