川崎重工業は、神戸市向けに川崎式BK117C-2型消防ヘリコプターを納入したと発表した。
C-2型を消防・防災ヘリコプターとして納入するのは9機目。既存のBK117消防ヘリコプターの更新機として、神戸市消防航空機動隊に配備される予定。
川崎式BK117ヘリコプターは、川崎重工と欧州のヘリコプターメーカーのエアバス・ヘリコプターズ(旧メッサーシュミット・ベルコウ・ブロウム)が共同開発したヘリコプターで、物資・人員輸送、消防・防災、警察、ドクターヘリ、報道など、多用途で活用されている中型双発機。
BK117は、機体後部に大きなクラムシェル・ドア(観音開きドア)を備え、患者の搬出入が容易なほか、広いキャビンスペース、コンパクトなボディと機動性の良さなどから、消防・防災用、救急医療専用機としてニーズが高い。
BK117は、2015年1月21日現在、川崎重工分で165機、エアバス・ヘリコプターズ社納入分を合わせると全世界で約1100機以上納入した実績を持つ。