防災・安全保障のための人工衛星を開発へ…2015年度予算案で82億円を計上

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GPS III人工衛星
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文部科学省は、2015年度政府予算案で宇宙航空分野の研究開発推進に1541億円が計上されたと発表した。

新規事業として防災・安全保障に貢献する人工衛星の開発に82億円を計上した。広域・高分解能の観測による災害の把握、国土管理や広義の安全保障等の分野に活用できる先進光学衛星の開発とともに、観測衛星からの大容量データ転送を可能とする光データ中継衛星の開発に着手する。

予算案の内訳は先進光学衛星の開発に51億円、光データ中継衛星の開発に31億円を充てる。

また、日本の自立的な衛星打ち上げ能力を確保するため、開発中の「新型基幹ロケット」の開発に前年から55億円増となる125億円を計上した。新型基幹ロケットは2020年の初号機打ち上げを目指して開発する。

また、産学官の密接な連携により安全性、環境適合性、経済性の重要なニーズに対応し、国際競争力向上に直結する次世代航空機技術研究開発推進に前年と同じ33億円を計上した。

《レスポンス編集部》

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