横浜ゴム、断熱性能を持つウレタン塗膜防水材を新発売

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横浜ゴム・「アーバンルーフNX」
  • 横浜ゴム・「アーバンルーフNX」
  • 横浜ゴム・「アーバンルーフNX」を使用したウレタン塗膜防水層による断熱効果の仕組み(イメージ図)

横浜ゴムは、ビルやマンションなどの防水用途に使われるウレタン塗膜防水「アーバンルーフ」シリーズの主力商品である、2成分形ウレタン塗膜防水材の「アーバンルーフNX」を1月から販売開始した。

近年、都市部のヒートアイランド対策として、屋上防水に遮熱塗料が採用されるケースが増えており、断熱、遮熱効果を持つ製品へのニーズが高まりつつある。

新製品アーバンルーフNXは従来の防水性能に加え、新たに断熱性能を付与したことが特徴。外気温や直射日光による建物の温度上昇の抑制に貢献する。こうした断熱効果を持つウレタン塗膜防水材の商品化は業界初となる。

新製品は従来品のトルエン、キシレンなどの有機溶剤を使わないほか、低比重化(軽量化)により建物の長寿命化や、運搬時のCO2排出量削減に貢献するといった特徴を継承。さらに硬化剤に中空粒子を配合することで断熱効果を実現した(特許取得済み)。社内試験では新製品と遮熱効果のあるトップコート「アーバントップHシャネツ」とを併用することで最大で約8度の温度上昇の抑制を確認した。

《成瀬雄太@DAYS》

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