2012年秋、米国の四輪車市場からの撤退を発表したスズキ。同社が過去に米国で販売した車両について、リコール(回収・無償修理)を行う。
これは、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。「スズキの米国法人、スズキモーターオブアメリカから、『SX4』と『キザシ』のリコールの届け出を受けた」と公表している。
今回のリコールは、オートマチックのシフトセレクターの不具合が原因。NHTSAによると、ブレーキペダルを踏んでいなくても、ATのセレクターレバーがPレンジから動く。このため、車両が動き出し、事故のリスクが高まるという。
リコールの対象となるのは、2010-2013年モデルのSX4と、2010‐2013年モデルのキザシ。米国で販売された合計6万0823台が、リコールに該当する。
スズキモーターオブアメリカは、対象車を保有する顧客に連絡。販売店において、シフトセレクターを交換するリコール作業を行うとしている。