ダブリン空港救急医療チーム、AEDで25人を救う…14年は5人

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ダブリン空港救急医療チーム、AEDで25人を救う
  • ダブリン空港救急医療チーム、AEDで25人を救う
  • アイリッシュ・ハート・ファンデーション公式ウェブサイト
  • ダブリン空港、年間旅客数2000万人突破
  • ユナイテッド航空

アイルランドのダブリン空港は12月30日、2002年に設置したAED(自動体外式除細動器)の使用状況を発表した。

AEDは突然の心停止を起こした人に使用する医療機器。ダブリン空港の救急医療チームはAEDを使用し、12年間で25人、2014年だけで5人を救った。同空港はAEDの迅速な使用による救命率の高さが認められ、慈善団体「アイリッシュ・ハート・ファンデーション」から「ハートセーフ・エアポート」の指定を受けている。

ダブリン空港は50台のAEDを各所に設置し、空港警察官にAEDの使用訓練を課している。同空港のハリスン・マネージングディレクターは「救命講習(AED使用法と心肺蘇生法)のおかげで、今日25人が生きている。空港は1日平均6万人が利用するので、心臓の突然の停止のような緊急事態に速やかに対応する準備が必要」と述べた。

《日下部みずき》

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