マレーシアのクランタン、トレンガヌ州などで豪雨の影響を受けて洪水が続いており、クランタン州では避難民の数が2万人を超えた。過去10年間で最悪の状況となっている。
21日夜の時点でクランタン州では、2万227人が70カ所の避難所に避難している。ランタウ・パンジャンのゴロ川の水位は、危険水位を超え10.35メートルとなっている。16日に起きた洪水では、クランタン州のタナ・メラ、トゥンパット、クアラ・クライ、コタバルで、4人が死亡した。一方でトレンガヌでは、53カ所の避難所に4,780人が避難している。
マレーシア当局は、ソーシャルメディアにおいてタイのナラティワート県にあるダムによる放水により洪水が発生したとの噂が流れているが、ダムは存在しておらず事実ではないと否定した。