スカイマーク、ANAに経営支援の要請「検討しているが決定の事実はない」

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スカイマークA330-300(参考画像)
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スカイマークは、日本航空(JAL)に続いて、全日本空輸(ANA)にも経営支援の要請を検討していると発表した。

12月10日に一部報道で、スカイマークがANAと共同運航するなど、業務提携を結ぶと報じられた。スカイマークは「ANAに支援要請の検討していることは事実」と、これを認めるコメントを公表した。ただ「現時点で決定した事実はない」としている。

スカイマークは、LCC(格安航空会社)との競争激化などで、業績が悪化、2015年3月期連結業績は136億円の赤字となる見通し。これに加えてエアバス『A380』の購入契約をキャンセルされたのに伴って、エアバスから多額の違約金支払いを求められる見通しで、経営の先行きが不透明となっている。

スカイマークはJALに対して共同運航するなど、業務提携を申し入れたものの、進んでいない。

国土交通省が税金を投入して経営再建したJALとの提携に難色を示していると見られているため、スカイマークはJAL、ANAの両方と提携することを検討している模様だ。

《レスポンス編集部》

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