JR西日本、北陸本線の橋りょうに防風柵を整備へ

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JR西日本は北陸新幹線との接続が図られる北陸本線金沢以西区間の強風対策を強化。日本海からの季節風が吹く橋りょう2カ所に防風柵を整備する。
  • JR西日本は北陸新幹線との接続が図られる北陸本線金沢以西区間の強風対策を強化。日本海からの季節風が吹く橋りょう2カ所に防風柵を整備する。
  • 北陸本線のうち金沢以東の区間は第三セクター化されるが、金沢以西はJR西日本が引き続き運営。北陸新幹線との接続輸送が強化される。写真は小松駅。

JR西日本は12月9日、石川県内にある北陸本線の二つの橋りょうに防風柵を整備すると発表した。2016年6月の完成を予定している。

同社によると、北陸本線は北陸新幹線長野~金沢間の延伸開業(2015年3月14日)に伴い、新幹線と接続する「金沢以西区間の輸送品質の維持がより重要」になる。このため、強風による運転規制が多発している橋りょうに防風柵を整備して北陸本線の安全・安定輸送を確保し、輸送サービスの向上を目指す。

防風柵を整備するのは、小舞子~美川間(白山市)の手取川橋りょう(約900m)と、小松~明峰間(小松市)の梯川橋りょう。いずれも海側に高さ2mの防風柵を整備し、風の遮蔽率は60%になるという。完成後は運転見合せの基準となる風の規制値も見直され、現行の風速25m以上から風速30m以上に引き上げる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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