日経BPコンサルティングは11月28日、「大学ブランド・イメージ調査2014-2015」を発表した。首都圏編の1位は、前回3位の慶應義塾大学がランクイン。2009年以来、5年ぶりに1位となった。2位は東京大学、3位は早稲田大学が続いた。
8年目となる今年の調査は、全国9地域の455大学について、それぞれの地域に住む有職者や、中学生以上の子どもがいる父母、教育関連従事者にインターネットで回答を依頼。「地域産業への貢献度」や「研究施設の充実度」、また学生の「語学力」や「コミュニケーション能力の高さ」など大学や在学生へのブランド・イメージ49項目を測定し、それらをまとめた大学ブランド力(偏差値)を算出してランキング化した。首都圏編の有効回答数は有職者7,159件。調査期間は2014年8月6日~8月31日。
首都圏の主要大学120校における「大学ブランド力」は、1位「慶應義塾大学」87.5ポイント、2位「東京大学」86.0ポイント、3位「早稲田大学」83.5ポイント、4位「上智大学」72.1ポイント、5位「東京工業大学」70.0ポイントとなった。
前回と比較すると、慶應義塾大学が4.2ポイント増加し、上昇率1位。上昇率2位は東京工業大学(2.8ポイント増)、3位は津田塾大学(2.6ポイント増)となった。
各ブランド・イメージ項目でトップの大学をみると、「好感が持てる」「就職状況が良い」「成功している」など11項目で慶應義塾大学が1位を獲得。東京大学は「時代を切りひらいている」「一流感がある」など11項目で1位に、早稲田大学は「チャレンジ精神がある」「個性的である」など6項目で1位に選ばれた。