UDトラックスは11月11日、国内販売事業最高責任者の村上吉弘氏(51)が社長に昇格し、坂上優介社長(63)が会長に就く役員人事を内定したと発表した。2015年1月1日付で就任する。
ヨアキム・ローゼンバーグ会長は取締役に退き、15年1月にスウェーデン・ボルボ社の商用車販売事業部門・最高責任者に就く。坂上社長は、副社長時代を含むこの8年間でUDトラックスとボルボグループの経営統合に取り組み、構造改革にめどが立ったことからトップ交代する。次期社長の村上氏は「国内販売統括になった日から“お客様からビジネスパートナーとして選ばれるブランド・企業になる”という目標をもち続けてきた。これを会社全体の目標として掲げていきたい」とコメントした。
村上氏は1986年関西学院大学経済学部卒、91年に米ペンシルベニア大学(ウォートン校)で経営修士号を取得し、フォードモーター(日本)入社。その後、三菱自動車工業やフォードモーターを経て08年に日産ディーゼル工業(現UDトラックス)に入社し常務執行役員、12年から国内販売事業最高責任者。兵庫県出身。