エミレーツ航空は11月4日、機内Wi-Fiサービスの現状と予測を明らかにした。
発表よると、Wi-Fiサービス利用者は累計50万人を突破し、今後急激に需要が伸びると予測。現在の対象機材はエアバス『A380』53機とボーイング『777』28機。ミレーツは全機材でのサービス提供を目指しており、年間2000万ドル以上を投資している。
Wi-Fiサービスを利用できるほとんどの便は、最初の使用容量10MBが無料(平均使用容量は28MB)。それ以上は1ドルで600MBが追加される。エミレーツは、利用者の多くがGoogleやFacebookを閲覧し、チャットサービスの「Skype」、「WhatsApp」、「BBM」を利用していると明かした。
Wi-Fiサービス無料化について、ティム・クラーク社長は「技術的な弱点が多数存在する」と即時の実施を否定した上で「最終的にはWi-Fiが無料サービスとなり、スタンダードになると考えている」とコメントしている。