スズキは11月6日、主力インド市場での2014年度四輪車販売計画を当初の3%成長から10%に引き上げたことを明らかにした。鈴木修会長は同日、都内で開いた決算説明会で「他社の前年比をみるとまだまだ足りない」との考えを示した。
鈴木会長は「実は過去5年間くらい年間100万台ぎりぎりの状況が続いていた。他社は急激に伸びているので、分母が大きければ大きいなりに、小さければ小さいなりに、やはり平均前年比を上回っていかないと競争に勝ったとはいえない」と指摘。
その上で「ちょっと停滞していた。そういう点で褌を締め直してかかれ、やらなければだめだということで、代理店改革などいろいろな政策を打ち立てた。私に言わせれば伸びないのがおかしかったのであって、伸びるのが当たり前。他社の前年比をみるとまだまだ足りないと思っている」と述べた。
スズキは当初、14年度にインドで108万6000台の販売を計画していたが、今回の上方修正で115万9000台を見込むことになる。