米自動車部品大手、デルファイ…経営トップが交代へ

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ITS世界会議2014のデルファイ・ブース
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米国の大手自動車部品メーカー、デルファイ・オートモーティブ(以下、デルファイ)は9月9日、経営トップの交代を発表した。

デルファイは、もともとGMの部品製造子会社。1999年にGMから分社し、独立した企業となった。しかし、2000年代に入って経営状態が悪化。2005年10月、日本の民事再生法に当たる米連邦破産法11条の適用を申請し、事実上、経営破綻した。その後、経営再建を進め、2011年11月、米国ニューヨークの証券取引所に再上場を果たしている。

今回デルファイは、ロドニー・オニール社長兼CEOが、2015年3月1日付けで、退任すると発表。同社長兼CEOは現在61歳。43年に及ぶ豊富なキャリアを誇る。退任後は2015年末まで、相談役を務める予定。

代わって、ケビンP・クラークCFO(最高財務責任者)を、ロドニー・オニール社長兼CEOの後継者として、COO(最高執行責任者)に起用。同氏は10月1日付けで、COOに就任する。

ケビンP・クラーク氏は現在、52歳。CFOとしてデルファイに迎えられ、2012年に上級副社長に就任した。同氏は、「ロドニー・オニール社長兼CEOの後継者に指名されて光栄。彼が築いた成功を持続させたい」とコメントしている。

《森脇稔》

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