9月発見の小惑星、8日に静止軌道の外側を通過

宇宙 科学

地球近辺を通過する際の小惑星2014 RC。緑の円は静止軌道。
  • 地球近辺を通過する際の小惑星2014 RC。緑の円は静止軌道。
  • 太陽を中心とした小惑星2014 RCの軌道。長い軌道長半径を持ち、地球の軌道を横切る。
  • 国際天文学連合による、地球を中心とした小惑星2014 RCの軌道を図にしたもの。緑の線は1時間ごとの目盛りを入れた小惑星の経路、外側のグレーの円は月の軌道。地球は青い線の方向へ向かい、黄色い線が太陽の方向。
2014年9月2日に発見されたばかりの小惑星 2014 RCは、協定世界時9月7日18時18分(日本時間9月8日午前3時18分)に地球に最接近し、静止軌道の外側の高度約4万kmを通過する。

国際天文学連合のマイナープラネットセンターが公表したところによれば、小惑星2014 RCは、2014年8月31日に米アリゾナ州の「カタリナ・スカイサーベイ」計画の望遠鏡が初期観測を行い、ハワイ・マウイ島のハレアカラ山頂にあるパンスターズ全天サーベイ計画の望遠鏡が確認、9月2日に確定となった発見されたばかりの小惑星だ。アポロ群と呼ばれる地球近傍小惑星のグループに属し、太陽の周囲を周りながら地球の軌道を横切る軌道を持っている。

NASAがまとめた情報では、小惑星2014 RCは日本時間9月8日午前3時18分ごろニュージーランド上空を通過するという。小惑星のサイズは直径20mほどで、光度は11.5等級と肉眼で観測するのは困難だが、小型の望遠鏡であれば見られる可能性もあるという。

小惑星が通過する高度4万kmは、通信放送衛星や気象衛星などの人工衛星が位置する高度約3万6000kmの静止軌道のやや外側になる。とはいえ、地球に衝突、または人工衛星に影響を及ぼす可能性は低いとみられる。小惑星は一般にサイズが小さいが、地球に接近することで地上からも観測できる研究者にとっては貴重な機会となりそうだ。
《秋山 文野》

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